福島県立博物館で「戊辰戦争150年―」を紹介しています。

戊辰戦争150年

この展覧会は、決して華やかではありません。出品資料の多さにかかわらず「色味」の少ない、モノトーンの展示の中で、 皆さんの目をひくのはおそらく錦旗のコーナーでしょう。錦旗が「官軍」の象徴として示された時、 当時の人々はどのような思いを抱いたのか、実際に会場で確かめていただきたいと思います。 京都守護職となった会津藩主・松平容保は、諸藩の思惑が渦巻く幕末の京都で公武間の調整につとめ、 孝明天皇から信頼を得ました。しかし天皇崩御の後、一転して錦旗を掲げられ、「朝敵」とされました。 会津藩は謝罪・嘆願を働きかけますが、新政府側は受け容れませんでした。これにより、東北や越後の諸藩を広範囲に巻き込み、 戊辰戦争の戦渦は拡大していきます。 この展覧会は、めざした会津救済・戦争回避の道が実現せず、同盟を組んで戦うことを余儀なくされた東北・越後の視点から、 戊辰戦争を紹介します。当時の人々の記録や関連資料を丹念に集め、150年前に何が起きていたのかを考える機会としました。    

開催日・期間 平成30年9月1日~10月14日
場所福島県立博物館
お問合せ福島県立博物館 tel 0242(28)6000
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