「会津っぽ」の意味は会津出身で正義感の強い、頑固者として紹介しています

会津っぽ

夏目漱石は1906年小説「坊っちゃん」を発表します。
その中で坊っちゃんが同僚の山嵐に尋ねます。
「きみはどこだ」
「僕は会津だ」
「会津っぽか、強情な訳だ。・・・」

坊っちゃんが同僚の山嵐に親しみを込めて投げかける場面です。
この言葉、「会津っぽ」の意味は、会津人の一徹さ、頑固さ、一度決めたら揺るがない、 そんな気質を一言で表わす言葉だそうですが、 ご承知の通り山嵐(堀田)は会津出身で正義感の強い、頑固者の性格として描かれています。
会津藩家老西郷頼母の養子西郷四郎は、柔道家として大成し、1942年に富田常雄の小説「姿三四郎」のモデルとなります。
西郷四郎の柔道の投げ技、山嵐は嘉納治五郎をして「西郷の前に山嵐なく、西郷の後に山嵐なし」 と言わしめるほどの技であったとか、会津武家屋敷にその組み手山嵐の銅像がありました。
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会津出身の西郷四郎の必殺技が山嵐。
坊っちゃんに登場する堀田のあだ名が山嵐。
漱石の会津への想い入れが見て取れる設定です。 (話が反れますが私にとって本の面白さ、楽しさを教えてくれたのがこの「坊っちゃん」です) 漱石は「会津っぽ」が好きだったのでしょうね、、
ちなみみに「~っぽ」の 接尾 はweblio辞書によると、 名詞に付いて,そのような立場・状態にある人,その土地出身の男などの意を表す、、、と記して有りました。[土佐っぽ・薩摩っぽ]
会津人は骨っぽい=>会津っぽ、、、では有りません。
会津っぽ=ラーメン店名、、、でも有りませんから(笑)。
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